昨日まで茨城県潮来市で国民体育大会の関東ブロック予選が開催されていました。
潮来周辺は平野で、比較的海にも近く、風が吹けばその影響をもろに受けやすい、千葉の小見川に似たコースです。
(川自体は違うものの、そもそも小見川とは近いのですが…)
選手登録の関係上、今回は選手としてではなくサポートとしてチームに同行。
潮来を訪れたのはちょうど10年ぶりで、当時僕は高校3年生。
誰でも高校や大学時代のエピソードで今でも鮮明に覚えているものがあるはずだと思います。
関東ブロックとは話題がそれますが、今日はちょうど10年前に潮来で開催された高校の関東大会にシングルスカルで出場した時のことについてふれようと思います。
確か、準決勝のレースでのことでした。
スタート5本目くらいのタイミングでブイにブレードひっかけてしまい、沈こそは免れたもののレーンに対して艇が垂直に曲がり完全停止するアクシデントが発生。
すぐに艇の方向を修正して、数艇身ものリードを許してしまった他の5艇を無心で猛追する絶望的な展開。
レース後に聞いた話ですが、陸で見ていた顧問の先生方は僕がアクシデントを起こした瞬間、『終わった…』と失望していたそうです。が、当の本人は他艇との距離を確認後、『絶対に全部捕まえてやる』と信じ続けて力漕したのをハッキリと覚えています。
レースが進む毎に、1艇を捕え、また1艇を捕え、そしてもう1艇を捕え…気付いた時には1着でゴールしていました。
準決勝なので3着までに入れば、とりあえずは決勝に進めたのですが、当時は『何が何でも勝ちたい』という気持ちが強く、2位か3位で通過できればよいという選択肢は皆無でした。
当然、かなりの疲労を抱えていました。
そして、迎えた数時間後の決勝レース。
時間が経つごとに、波や風が強まり、突風白波の中レースがスタート。
(長くなるので展開は省略しますが)
結果、優勝。
当時の高校レベルではありますが、どんな逆境に立たされても絶対に諦めないということを経験し、『自信』というものを得た関東大会。

そんな10年前のエピソードをふと思い出しながらサポートしていました。
選手なので、普段はサポートされる側であることの方が圧倒的に多いですが、たまにはサポートする立場で担当する選手がベストな状態でレースに挑めるように手伝いをするということも必要だったりしますね。
過去に固執している訳ではありませんが、改めて新鮮な気持ちになれたと同時に、以前よりも前向きになれた気がします。



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